庭の梅をひと枝、一輪挿しに生けました。
かたかった蕾も室内ではあっという間に脹らみはじめ、すでに満開。
芳しい花の香りに春の訪れが待ち遠しく感じられます。

さて、春まだ遠い2/1(日)、「2015節分の親子体験教室」を開催しました。
会場となったフォーラム南太田には16組の親子が大集合♪
元気いっぱいの子供たちと一緒に、楽しくレッスンすることができました(^o^)v



1枚目の写真は教室の全景、2枚目は「子オニ」の巻き寿司、3枚目は・・・
なんだか超ニコニコしたおじさんのイラストですけど。
う〜ん、このおじさん誰だろ?
ちょっと気になりますね〜(^^)
それでは早速、レッスンの様子を振り返ってみましょう。


チカコ先生のご挨拶からスタートした教室では、
子供たちが宮城県東松島市大曲浜からのビデオレターを鑑賞中。
2011年の東日本大震災は東北に大きな被害をもたらしたということ、
今日レッスンで使用する焼き海苔はその被災地で生産された海苔だということ、
などが紹介されました。



実習はワイワイ・ガヤガヤと終始賑やかな雰囲気で進みます。
お父さんやお母さんと一緒に調理をする子供たちの表情は笑顔・笑顔(^^)
そして、その様子を大きなテレビカメラで映すカメラマンさんの姿が!
今年取材にいらしてくださったのは、NHK国際放送局さんとJ:COM湘南さんです。
子供たちの笑顔と東北支援の取り組みを番組でご紹介いただき、
どうもありがとうございましたm(_ _)m

子オニの巻き寿司と恵方巻きを作り終わった後は、みんなで豆まき大会♪
迫力満点の「鬼」を演じて子供たちからの激しい「鬼は外!」に耐えてくれた
メグちゃんとクミちゃん、どうもありがと(笑

お腹がペコペコになったところでお待ちかね、恵方巻きの試食会♪
大曲浜で採れた香りゆたかな海苔の美味しさを子供たちに伝えたい!と
先生たちが考えてくれたサイドメニューはこの2品。
「のりスープ」と「のり巻き豆腐の鶏ひきあんかけ」です。


特にリカちゃんお手製「のり巻き豆腐の鶏ひきあんかけ」は大好評で、
おかわりを求める行列がなかなか途切れることはありませんでした。

美味しい試食会のあとは、「東北の今を知ろう!」というテーマで講演会を実施。
講師をつとめてくださったのは東矢本駅北地区まちづくり整備協議会の会長として
新しい街づくりに尽力されている復興の語り部、小野 竹一(おの たいけいち)さん。
なんと今回、大曲浜から朝一番の新幹線で子供たちのもとへと駆けつけてくださいました!

↑小野 竹一さん
あーっ、このおじさん!
皆さん、もうお気づきですね。
あのホワイトボードの可愛いイラストは小野さんの似顔絵でした(^^)
子供たちは小野さんと一緒に恵方巻きの実習や豆まきをしてすっかり打ち解けた様子でしたが、
それまでニコニコと柔和な表情をされていた小野さんが
静かなトーンでお話しを始めると、みんなあっという間に引き込まれてしまいました。
「
最初からなにもなかったような野原に見えますけど、ここはかつて住宅地でした。」

改築したばかりの小野さんのご自宅も津波によって壊滅的な被害を受けました。
突然訪れた避難所での生活では、子供たちの力が大人を救う場面が何度もあったのだとか。
「
支援物資を住民に手渡しする役目は子供にお願いしました。大人ではダメなんです。」
共同生活に慣れていない大人は時に自我を抑えられなくなってしまうそうで、
支援物資の配給の仕方などを巡って様々なトラブルが起きてしまいます。
住民のリーダーだった小野さんは、そんなとき子供たちの力を借りました。
「
大人なら子供にまでは理不尽なことは言えません。みんなが我慢し合えます。」
さらに、中学生や高校生の持つ「寄り添う力」も大人を助けました。
彼ら・彼女たちがご老人に付き添いお話しを聞いてあげたり
手をつないでいただけで住民のストレスが大幅に解消されたのだそうです。
「
皆さんには皆さんにしかできないことがあります。非常時は子供の力が必要です。」



小野さんは今でも仮設住宅で暮らしていらっしゃいますが、
私たちは震災の被害に遭われた方々のご苦労を決して忘れてはいけないと思います。
今回のイベントで使用する海苔を作ってくださったのは、
大曲浜で大変なご苦労を乗り越えて海苔の養殖を再開された「のり工房 矢本」さん。
http://www.norikoubou-yamoto.com/大曲浜は、2010年まで6年連続で皇室へのご献上を果たすほどの
上質な海苔の産地として有名な浜でした。
しかし、東日本大震災では20軒あった海苔養殖業者のほとんどが被災し、
その数は12軒にまで縮小してしまったのです。
地元住民の皆さんと手を携えて新しい街づくりを進めている小野さんは続けます。
「
東松島には美味しい海苔とブルーインパルス、青い鯉のぼりプロジェクトがあります!」


●航空自衛隊 ブルーインパルス
http://www.mod.go.jp/asdf/pr_report/blueimpulse/●青い鯉のぼりプロジェクト
http://kazarisushi.sblo.jp/article/95348329.html最後は東松島の観光資源の紹介や日本一住みやすい街づくりへの挑戦など、
とても前向きなお話しをおうかがいして講演終了。
あっという間の45分、大きな拍手はしばらく鳴り止むことはありませんでした。

↑小野さん(前列中央)とNHK国際放送局レポーター エステル・モリナさん(前列左)
東北の復興支援を目的に2012年からスタートした当イベントも今年で第3回を迎えましたが、
今回は保護者の皆さまから最も多くのお褒めの言葉を頂戴したように思います。
これも一重に、小野さんのお力に寄るところが大きかったものと
スタッフ一同心より感謝いたしておりますm(_ _)m
小野さん、この度はわざわざ横浜までお運びいただいて本当にありがとうございました。
ぜひ来年も横浜の子供たちに「被災地の今」を伝えてください!

↑子供たちの寄せ書きは、後日「のり工房 矢本」さんにお届けします(^^)
私たちは、これからも微力ながら東北の復興支援を続けてまいります。
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